一人暮らしでもペットを飼いたい!働く女子でも飼いやすいペット特集
Life Style 2021.03.20 UPDATE
毎日残業でクタクタ。でも家に帰るとかわいいペットが待っていてくるから、明日からも頑張れそう。ペットがいる生活、憧れちゃいますね。
日中留守が多くても、一人暮らしでもペットは飼えるのでしょうか?近隣へのマナーも大切なマンションで飼えるペットとは?今回は働く女子におすすめの、マンション・アパートでも飼いやすいペットをご紹介します。
まずはペットを飼えるか確認。ペット可のマンションは増えている。
ペットを飼いたい!となったら、まずは自分の住んでいるマンションがペットの飼育が可能か確認しましょう。
ペット不可の物件でこっそり飼うと、住民トラブルなどに繋がるので絶対にやめましょう。罰金を請求されたり、最悪の場合、契約違反として退去しなければならなくなったりします。
ひと昔前はペット可のマンションは限られていましたが、最近はどんどん増えています。1998年には、1.1%しかなかったペット可の分譲マンションは、2007年には、86.2%にまで増加。(※1)中には、エントランスにペットの身体を洗えるグルーミングルームを設けているマンションまであります。
賃貸のマンションでペット可の物件は、分譲と比べるとまだまだ多くありませんが、全くダメというわけでもなく、近隣に迷惑がかからない小さいペットであれば相談可能といったオーナーさんもいます。
まずは契約書や規約を確認して、分からない点は管理会社などに確認してみましょう。
一人暮らしでペットを選ぶ時のポイント
自分の部屋で飼えると分かったら、いよいよどのペットにするか決めましょう。とてもワクワクする時間ですよね。
とはいえ、ペットを飼うということは生き物の命を預かるということ。あなたが無理なくお世話をし続けられることがお互いのために大切です。ここでは働くあなたがペットを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
1. お世話の手間がかからないか
まず一つ目はお世話の手間がかからないこと、これは時間とお金の面があります。
日中お仕事をしている人であれば、当然その間は面倒を見てあげられないですよね。仕事から帰ってきた後も、疲れている中で、どこまで自分がお世話できるかな?などと、考えてみましょう。毎日お散歩は難しいかな…とか、餌やりと水の交換くらいだったら出来そうかな…といった具合です。
お金の面も最初に考えておく必要があります。ペットの種類によって、餌代やもしもの時の治療費など、お世話にかかるお金が大きく変わってきます。室温管理が必要で、自分がいない時間もエアコンを付けておいたら、電気代がアップなんてケースも。
ペットのいる生活はきっと充実したものでしょう。しかし、それもきちんと責任を持ってお世話できるからこそ。ペットを飼うのが初めてであれば、まずは冷静に、無理のない範囲で検討しましょう。
2. 生活音やにおいは問題ないか
次に確認したいのがペットの生活音やにおいです。
ペット可のマンションなどであっても、犬の鳴き声(吠え声)がうるさいなどのトラブルがあるように、隣人の迷惑になるような大きな音や声が出てしまうのは避けたいところです。
体臭や排せつ物などのにおいは、ペットの種類によって大きく変わります。そして特に、ワンルームの賃貸マンションに住んでいるとペットと自分の生活スペースが基本的に一緒になるため、自分自身がどこまで許容できるかを一度想像してみると良いでしょう。
一人暮らしでも飼いやすいおすすめペット
ここまでで触れてきたポイントを踏まえ、一人暮らしでも飼いやすいペットをご紹介します。
特に初めての方におすすめしたいのが、ハムスターやウサギなどに代表される小動物です。基本的に省スペースで飼育できて生活音も大きくないため、犬や猫などが不可の物件でも飼える場合があります。
手のひらサイズで愛くるしいハムスター
ハムスターは初めて&一人暮らしでも飼いやすい小動物の代表です。手のひらに乗るサイズなので大きな飼育スペースが必要なく、散歩なども不要なのであまり部屋が広くないという方にもおすすめです。
基本的に夜行性で夕方から夜にかけて活動するため、日中のお仕事の人と相性が良いです。お世話は1日1回の餌やりと水の取り換え、週2~3回のケージのおそうじが中心になります。
短い手足を動かして餌を食べたり回し車を夢中で走ったりする姿など、眺めているだけでも癒される存在です。ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターといった品種は、飼い主に慣れると手のひらに乗せるなどのスキンシップも楽しめるようになりますよ。
ハムスターのお世話にかかる平均の年間費用は、治療費・フード代・日用品・光熱費などを含めて69,690円となっています。(※2)
つぶらな瞳と仕草が可愛いウサギ
犬や猫と比較するとマイナーな存在ですが、ウサギも一人暮らしでも飼いやすいペットのひとつです。
ウサギは声帯がないため基本的には鳴き声がなく(鼻を鳴らすような音を出します)、また体臭も少ないためワンルームなどの小さい部屋でも飼いやすいでしょう。
毎日のお世話は餌と水の補充、ケージのおそうじ、ブラッシングです。ウサギの毛は柔らかく部屋に沢山おちるため、毎日のブラッシングとコロコロでのおそうじを惜しまずにやりましょう。
もともと草食動物のウサギは、警戒心が強いためすぐに懐くことはありませんが、同じ時間を過ごすことで警戒心が消えて、ひざに乗ってくるなど甘えん坊な一面を見せてくれるようになります。
ウサギのお世話にかかる平均の年間費用は、治療費・フード代・日用品・光熱費などを含めて88,410円となっています。(※2)
観賞用アクアリウム代表の熱帯魚
観賞用アクアリウムとして馴染み深いのが熱帯魚。水質や水温の変化に強いグッピーやネオンテトラなどが初心者にも飼いやすい熱帯魚の代表です。
夜遅くに帰宅した際に、ライトの中で色鮮やかなに群れをなして泳ぐ姿を見ると、一日の終わりを優雅な気持ちで過ごせるかもしれません。
小さい魚であれば、普段のお世話は毎日の餌やりと1週間に1回の水の交換程度です。冬場にはヒーターが必須なため、電気代がいつもよりかかることを頭に入れておきましょう。
やっぱりイヌ・ネコが好き!なあなたに
初めての方やマンションでも飼えるペットを紹介してきましたが、やっぱりペットといえばイヌ・ネコが飼いたい!という方も多いのでは?というわけで、最後に一人暮らしでも飼えるイヌ・ネコを紹介します。
マンションで飼うなら小型犬がおすすめ
イヌの場合も、マンションで他のペットと同じくにおいが少ない、大人しい(無駄吠えしない)といった点を踏まえて、小型犬をおすすめします。
ミニチュア・ダックスフンド、トイ・プードル、チワワなどはいずれも温和で飼いやすい犬種です。飼い主にべったり寄り添ってくれるような甘えん坊の犬種で、休日はキャリーバッグに入れて近くのカフェでランチするなどの楽しみも広がります。
とはいえ、紹介した他のペットと比べるとお世話の手間はかかります。小型犬のお世話にかかる平均の年間費用は、294,569円となっています。(※2)
毎日のブラッシングやお散歩をするなど、ストレスなく過ごせるよう愛情を持って接してくださいね。
気まぐれなネコは爪とぎに注意
ネコはイヌと違い、お散歩の必要がありません。鳴き声もあまりたてることがないため、マンションで飼いやすいペットのひとつと言えるでしょう。
飼いやすい猫で人気が高いのはアメリカンショートヘアやスコティッシュフォールド。どちらも穏やかな性格で飼い主に懐きやすいため、たくさん触れ合いを楽しめそうです。
猫ならではの注意点としては爪とぎが挙げられます。マンションの壁で爪とぎをすると、賃貸の場合退去時に補修費用の負担が必要です。普段のお手入れとあわせてトイレや爪とぎのしつけをすることで、お互い快適に過ごせそうですね。
猫のお世話にかかる平均の年間費用は、158,680円となっています。(※2)
あなたの気になる子はいましたか?家族のようなペットたち。特徴などを理解すれば、一人暮らしや働きながらでも一緒に暮らせそうです。ライフスタイルに合わせて選んで、人間もペットも過ごしやすい環境を整えてくださいね。
(※1)株式会社不動産経済研究所 日刊不動産経済通信2008.4.4より
(※2)アニコム損害保険株式会社 ペットにかける年間支出調査2019 より
(※2)アニコム損害保険株式会社 ペットにかける年間支出調査2019 より