マイル修行って?どんなメリットがあるの
Life Style 2019.10.18 UPDATE
航空会社のVIP会員になるために、フライトを繰り返すこと。このようなマイル修行僧が巷には溢れているとか……。飛行機に乗ることで、貯まるマイル。ステータスが上がれば、VIP会員として魅力的な特典が受けられるのです。今回はマイル修行とそのメリットについてご紹介します!
マイル修行って本当に試す価値はある?
飛行機ファンの中で航空会社のVIP会員を目指す「マイル修行」が人気を集めています。例えばJALだったら「JALグローバルクラブ」ANAだったら「スーパーフライヤーズ会員」という上級ステータスになるために、飛行機に乗ってマイルを稼ぐことです。
これは通常搭乗客との差別化のために、航空会社が顧客を囲い込む制度を利用するもの。頻繁に自社便を利用してステータスポイントを貯めた客をVIP会員に認定し、特典を与えています。最大のメリットは、1度取得すれば永続的に利用できるということ。旅行を頻繁にするという方は、早めにゲットするのが断然おトクなのです。
ステータスアップでメリットたくさん!
その特典は空港から機内に至るまで実にさまざま。例えば優先チェックインカウンターや空港の専用ラウンジ使用、機内への搭乗や手荷物受取りの優先など、特別感が満載です!実際にシミュレーションをしてみるとその便利さがより分かると思います。
空港の手荷物カウンターでは一般会員の長蛇の列を横目に、上級会員優先カウンターで素早く荷物を預けられます。チェックイン後は居心地の良い専用ラウンジで、ワインでも飲みながら優雅に搭乗開始を待ちましょう。もちろん優先搭乗なので、こちらでも並ぶことなく飛行機に乗れます。そして目的地に着き手荷物受け取りの際には、一般会員よりも先駆けて荷物がベルトコンベアに流れてきます。ここでも待つ必要はありません。
いかがでしょうか? 搭乗もトランジットもスムーズに行え、さらにはちょっとした優越感までも味わえる。もちろん日本だけでなく世界の空港で。これが生涯続くのであれば、利用しない手はありませんね。
取得にはフライトの回数と距離がポイント!
このようなVIP会員になるためには、搭乗回数か飛行距離を稼いで一定の基準を超えること、そして航空会社専用のカードを作ることが必要です。1年間で地球2周分の飛行距離もしくは50回程度の搭乗回数が目安となります。短期間に何回も飛行機に乗り、さらには基準を満たすために無意味に利用することも。時間の消費と体力の消耗に加えて金銭的にも負担があるので「修行」と呼ばれるのですね。
ドメ専 or インターどちらで稼ぐ?
さて、マイル修行には日本国内で飛行回数を稼ぐドメスティック専用=「ドメ専」と世界に飛んで距離を稼ぐ「インター」があります。もし羽田空港や成田空港などを使うインターなら自動化ゲートに登録しておくと便利です。これはパスポートと指紋の照合によって本人確認を行い、自動的に出入国手続きができるシステム。空港の出入国審査場が混みあっている場合もスピーディーに手続きが済みます。日本だけではなく2019年5月からは、イギリス入国時の自動化ゲートの利用が可能に。今後は海外の空港でも増えていくかもしれないので、要チェックです!
さらに通好みのおトクなルートとしては「オカシンタッチ」が有名です。沖縄の那覇空港の記号コードである「OKA」と、シンガポールのチャンギ国際空港の「SIN」から名付けられた方法で、沖縄-東京-シンガポールを周ってマイルを稼ぐもの。たった3日で効率の良い修行ができると、過酷ながらもチャレンジする猛者が多いようです。仕事のスケジュールによって修行内容をアレンジするのが得策と言えます。
陸マイラーはクレジットカード決済&ポイ活を!
頻繁に搭乗できないという方は、陸(おか)マイラー活動がおすすめです。これは日常生活の範囲内でマイルを貯めるというもの。飛行機に乗ってマイルを貯めるのが本来のマイル修行ですが、実際は難しいもの。そこでクレジットカード会社が提供しているポイントや航空会社のマイルを貯めるのです。家賃、光熱費やスマホ代などの固定費をクレジットカードに全て集約すれば、毎月マイルを獲得できるのでおトク!
あわせてポイントサイトの活用=ポイ活をすれば、効率的に貯まります。これはネットで商品を買う際に特定のポイントサイト経由で申し込み、独自のポイントを集めてマイルに交換するというもの。例えば「モッピー」というポイントサイトはJALマイルに直接交換することができるので、JALの陸マイラー必須のポイ活です。これらを駆使してコツコツとマイルを貯めていけば、目標にきっと辿り着くはず。
修行と呼ばれるのはその過酷さ故。周りの人には到底理解されないと思いますが、同志はたくさんいてSNSでの交流も盛んです。ご興味を持った方、まずは先輩のブログやツイッターなどを覗いてみてはいかでしょうか。