女性営業マンが語る、不動産営業の仕事内容や楽しさ
Work Style 2021.09.13 UPDATE
みなさまこんにちは。
新たにレグルスメンバーに加入することになりました、沼倉と申します。新卒でタカラレーベンに入社して、8年間不動産営業として働いてきた叩き上げの営業ウーマンです。
今回は自己紹介がてら、不動産営業の仕事内容やその楽しさ、やりがいなどをご紹介させていただきます。
また、女性のみなさんにこそ、不動産営業という仕事をおすすめしたい点もあるので、今この業界や仕事が気になっている方の参考になる情報をお届けできればと思います。
不動産営業のイメージと実際の仕事(体験談)
みなさんは、仕事としての不動産業界にどんなイメージを持っていますか?
ネットを見ると、外回り、ノルマがきつい、稼げる、体育会系、はたまたブラック?など・・・あまり良いイメージを持っていない人も多いのかな?という印象を持ちます。
また、仕事がハードで離職率も高いと思われがちなこの業界、私も気になって調べてみました。
厚生労働省が毎年発表している「雇用動向調査結果」を見ると、例年15%程度の離職率で推移していました。2019年の調査結果では全体の平均離職率が15.6%なので、不動産業界の離職率が特別高いというわけではないようです、ちょっと安心しました。
実際には、不動産営業といっても賃貸、売買、法人向け、投資用など様々な種類があるので一概には言えませんが、私が担当していた売買などは、取り扱う額が大きいだけにプレッシャーがとても大きいのは確かです。
でも、その分やりがいや達成感も感じられると考えています。そのあたりをこれから詳しくお伝えしたいと思います。
不動産営業は人生を左右する決断をサポートする仕事
私が入社したのは2013年、なんとく新卒採用が売り手市場になってきた頃だったと記憶しています。その当時は働き方改革なんて言葉もなく、私も「頑張って働くぞ!!」と意気込んでいたのを覚えています。
私自身、不動産会社に対するイメージは「とても良い!」とは言い難いものでした。それでも人生で1度きりのプレミア「新卒きっぷ」を持って不動産営業に乗り込んだ理由は、「家が売れたら、営業マンとしてなんでも売れるのではないか」と、単純に考えたからでした。
さまざまな業界で営業という仕事はありますが、法人向けはともかく、個人向け(BtoC)で一個人が何千万という金額の商品を購入するのは不動産ならではです。
多くの人にとって人生で一番大きな買い物、その人の人生を左右する買い物である不動産、その営業を出来るようになれば自分のキャリアにとっても大きな強みになると考えたのです。
そして、実際に経験を積む中でそんな考えにも少し自信がついてきたように思います。
大切なのはお客様の不安を全て取り除くこと
私が不動産営業をしていた時に一番大切にしたのは「お客様の不安を全て取り除くこと」でした。これはどの営業でも必要なスキルだと思いますが、特に金額の大きい不動産の購入では、お客様の不安や悩みはとても大きいです。
お金の不安、家庭、体や健康のこと、将来・・・色々考え出すと、心配のタネはいくらでも出てきます。それをひとつひとつ、一緒に解決をしていって、お客様の決断を後押しするのが不動産営業の楽しみでもあり、やりがいでした。
そのため、私はお客様の不安の解決に繋がるものであれば何でもやろうという姿勢で取り組んでいました。思い返してみても、とにかくいろいろな知識が必要で、その度に身につけた記憶があります。
不動産やお金に関する知識は当然ですが、それ以外にもお客様が抱える病気のことだったり、ときには風水の知識だったり…。この仕事を通じて多くの知識、経験が得ることができました。
お客様との出会いが自分の世界を広げてくれた
不動産営業では、とにかくお客様とお話をする機会が多いのですが、この時の内容は何も住宅のことに限ったわけではなく、趣味や仕事のお話などをすることもたくさんありました(共通の趣味があると、家のことよりも趣味の話をたくさんしたことも…)。
いずれにしても、そういった話を通じて心理的な距離を縮めて安心・信頼してもらうことが必要なのは間違いないと思います。人生最大の買い物をする時の営業マンが信頼できない人なんて、考えられないですよね。
不動産の購入を検討されるお客様は、お仕事の内容もさまざまで、サラリーマンから社長さん、現役のスポーツ選手、女優として活躍されている方など・・・。この仕事をしていなかったら会う機会のなかったであろう人達と多く出会えました。
そんな方々と出会い、たくさんのお話をすることで、自分の見える世界も少しずつ広がってきました。そして、さまざまな視点を身に着けて提案の幅なども広がった結果、新卒の頃目指していた営業マンの姿に近づけたと、少しの自信とあわせて感じています。
不動産営業に向いている人は?
ここまで私の体験談をもとに不動産営業のお仕事をご紹介しました。それらを踏まえて、こんな人は不動産営業に向いているかな?といった人を挙げてみたいと思います。
人と接することが好きな人
お伝えした通り、不動産営業ではお客様とのやりとりが多く発生します。その中でお客様から安心、信頼されなければ最終的に不動産を購入してもらうことは難しいでしょう。
また、お客様によって不動産を購入する理由や動機はさまざまです。単に人と話すのが好きというだけでなく、お客様の考えや気持ちを理解できるよう、相手の目線に立ってコミュニケーションをするスキルも必要だと思います。
フットワークが軽くて行動力がある人
不動産はひとつとして同じものが存在しないと言われています。その不動産を数千万のお金を出して購入しようとしているお客様のサポートとなると、必要であればすぐ対応するなどのスピード感がとても大切になります。
当然、スケジュールなどもお客様都合になることが多いので、それに合わせることができる人でないと難しいと思います。
勉強や新しい知識を得ることが好きな人
法律などの不動産に関する知識はもちろんのこと、お客様に聞かれたことを答えらえるように、さまざまな知識を身につけておくことが大切だと感じています。
ささいなことでも「わかりません」と言ったり、曖昧な返事で返したりするのではなく、自分の知識経験や言葉でお客様に伝えることが、信頼の積み重ねの大切な一歩だと思います。
現在であれば、コロナ禍の影響で在宅勤務やテレワークが進んだことでお客様が住宅に求めることも変化してきています。普段からニュースなどで情報をキャッチアップすることも欠かせませんね。
女性にもおすすめしたい不動産営業という仕事
最近では不動産業界で働く女性の方も増えているようですが、営業職となるとまだまだ少ないのが現状で、実際に男性社会の色が強い会社もあるようです。
しかし私は、不動産営業は女性が活躍できる可能性がたくさんある仕事だと思います。
一般的に、男性よりも物腰が柔らかい印象を持たれる女性は、お客様の警戒心も薄まって打ち解けやすい雰囲気をつくりやすいと言われています。
特にお客様が女性の方の場合、営業社員が女性だと安心するという声も多く聞かれます。これは男性社員が多い現状では大きなアドバンテージになります。
また、家事・育児など、家の中の生活にこだわるのは女性の方が多いです。そんな時には、同じ女性目線で気配りや提案できるのは強みになること間違いなしです。
不動産営業は学歴、性別不問の実力主義の会社も多いため、自分の頑張り次第で給料アップも狙えますし、営業スキルは一生使えるスキルなので、例えば出産・育児などで一時的に仕事を辞めてもまた復帰できる可能性が高いです。
女性のキャリアを考えたときにも、不動産営業は強みになると思いますが、いかがですか?
今回は自己紹介を兼ねて、私がタカラレーベンに入社してから8年間経験した不動産営業の魅力をお伝えしてみました。
レグルスメンバーとしても、営業で培った貪欲さを持ってガツガツやっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!
参考文献
2019年(令和元年)雇用動向調査結果の概要 – 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/20-2/index.html